

110周年ロゴ紹介
赤いボールが跳ねて描く軌跡「MI」は、会社が飛躍し続ける決意を、そしてこのボールは、私たちの国土を守る仕事への情熱を表現しています。また、「MI」のロゴは地元の象徴である弥彦山と角田山もイメージしており、自然豊かな地域の環境を守るという意図も込められています。「水輪」は、人と人との繋がり、そして地域社会と水倉組の結びつき、「信頼と絆」をより一層広げていきたいという思いを表現しています。
110年の歩み
株式会社水倉組の創業の原点は、低窪農地を度々襲う水害から田畑を守り、「郷土に豊かな農地を開発する」という庄六翁の強い一念にありました。今、先人の想いを受け継ぎ、豊かな生活環境と快適な暮らしを創造する事で社会に貢献し、これからも新しい風を感じながら地域振興の一翼を担う企業であり続けます。
創業から経営基盤の構築

当時、越後平野は潟や沼ばかりの広大な湿地帯でした。たびたび洪水に見舞われるなど、稲作は困難を極め、農家の人々は腰まで泥に浸かりながらコメ作りを行っていました。水倉組は、西蒲原を中心に土木工事に携わり、多くの排水事業・農業土木に実績を残しました。その後下越を中心に、土木事業、建築事業、舗装事業と事業を拡大しました。
- 1913年(大正2年)8月
- 水倉庄六により請負業「水倉組」を個人創業
- 1936年(昭和11年)4月
- 新潟県土木建設請負業組合(現・新潟県建設業協会)が設立され、副会長に就任
- 1942年(昭和17年)4月
- 水倉木工合資会社村上工場を設立
- 1954年(昭和29年)11月
-
- 「株式会社水倉組」設立、水倉庄六 初代社長に就任
- 村上工場を村上支店に昇格
- 新津営業所を開設
- 1960年(昭和35年)4月
- 三条出張所を開設
- 1957年(昭和32年)12月
- 県知事登録から建設大臣登録に改める
- 1963年(昭和38年)4月
-
- 長岡営業所を開設
- 和島営業所を開設
- アスファルトプラント工場を開設


総合建設業としての事業の拡大

高度経済成長期、水倉組は総合建設業としての礎を築き、また、将来にわたり健全な発展をしていくために、技術と経営に優れた企業づくりにも取り組みました。バブル期の到来では、日本中が好景気に沸き、水倉組も右肩上がりの成長となりました。
- 1964年(昭和39年)5月
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水倉 勝 第二代社長に就任
- 1969年(昭和44年)7月
- 社内機構整備、社訓制定
- 1969年(昭和44年)8月
- 一級建築士事務所 登録
- 1973年(昭和48年)2月
- 本社社屋新築完成
- 1973年(昭和48年)4月
-
- 建設業法改正による特定建設業の許可を取得
- 燕営業所を開設
- 三川出張所を開設
- 1977年(昭和52年)4月
- 機材センターを開設
- 1978年(昭和53年)9月
- 新発田営業所を開設
- 1979年(昭和54年)7月
- 本社増築完成
- 1979年(昭和54年)10月
- 本社厚生棟完成
- 1980年(昭和55年)7月
- 長岡営業所を中越支店に昇格
- 1981年(昭和56年)6月
- 新津営業所新築完成
- 1982年(昭和57年)5月
- 仙台支店を開設
- 1982年(昭和57年)8月
- 新潟支店増築完成
- 1983年(昭和58年)12月
- 村上支店新築完成
- 1984年(昭和59年)3月
- 中越支店新築完成
- 1984年(昭和59年)11月
- 宅地建物取引業者 登録
- 1987年(昭和62年)4月
- 和島営業所増改築完成
- 1987年(昭和62年)7月
- 東京支店を開設
- 1991年(平成3年)6月
- アスファルトプラント工場新設移転
- 1992年(平成4年)1月
- 上越出張所を開設
- 1994年(平成6年)4月
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- 上越出張所を上越営業所に昇格
- 上越営業所新築完成
- 三川出張所を東蒲営業所に昇格
- 1997年(平成9年)4月
- 巻支店を開設
- 1997年(平成9年)12月
- 東蒲営業所新築完成
- 1998年(平成10年)4月
- 国際標準化機構(ISO)取得準備室を設置
- 1998年(平成10年)9月
- 東京支店移転
- 1999年(平成11年)11月
- 「ISO9002」認証取得
- 2000年(平成12年)2月
- 燕営業所移転
- 2000年(平成12年)7月
- 「ISO9001」認証取得


事業継続への改革・改善を断行

西暦2000年に入っても建設業を取り巻く環境は、厳しさの度合いを一層深め、公共事業は前年比2〜3割減が常態化しました。市町村合併が進み西蒲原郡は新潟市に併合され、さらに競争激化の波が強まり、加えて入札制度の改正等に伴い、受注機会そのものが減少するなど会社経営に大きな影響がありました。経営のスリム化が緊急の課題として浮かび上がり、止む無く歴史ある店舗や子会社の閉鎖、創業以来初となる希望退職者募集を断腸の思いで実施せざるを得ませんでした。他方で、店舗ブロック制の導入、全社員へのPC配布、執行役員制度の導入など改革・改善にも積極的に取り組み、素早い決断が今日までの事業継続への大きな要素となりました。
- 2001年(平成13年)2月
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水倉 滿 第三代社長に就任
- 2003年(平成15年)1月
- 新発田営業所移転
- 2004年(平成16年)5月
- 水倉 滿 新潟県建設業協会 副会長に就任
- 2004年(平成16年)10月
- 「ISO14001」認証取得
- 2005年(平成17年)4月
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- 村上支店を下越支店に名称変更
- 上越営業所を上越支店に昇格
- 東蒲営業所を阿賀営業所に名称変更
- 2005年(平成17年)5月
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- 店舗ブロック制導入
- 巻支店を新潟支店事業所に組織変更
- 2008年(平成20年)4月
- アスファルトプラント工場を閉鎖し、福田道路・水倉組JVによる「ほたるアスコン」を開設


技術開発の歩み

ドローンによる3次元測量などICTを活用した工事の推進と並行し、水倉組は官民連携による新技術の研究開発にも力を注いでいます。時代の要請に応えて、水路の長寿命を叶える「ストパネ工法」、豪雨による堤体の浸食を抑制する「スマートガビオン」などの新工法を開発。これからも、大学や民間企業などと共に、安全・安心な地域づくりのための研究開発、新工法の施工を進めていきます。
- 2008年(平成20年)8月
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水倉 直人 第四代社長に就任
- 2008年(平成20年)9月
- 執行役員制度導入
- 2012年(平成24年)11月
- 新津営業所移転
- 2013年(平成25年)4月
- 農業用水路修復新工法「ストパネ工法」特許出願
- 2013年(平成25年)9月
- 創業100周年記念祝賀会
- 2017年(平成29年)7月
- 人事評価制度導入
- 2020年(令和2年)5月
- 工事事務所を西蒲区中郷屋に新築移転
- 2023年(令和5年)1月
- 「ストパネ工法」第6回インフラメンテナンス大賞受賞
- 2023年(令和5年)7月
- 上堰潟公園にて創業110周年大感謝祭開催


未来に向けた
取り組みやビジョン
株式会社水倉組は、地域密着型企業として、これまで社会の課題に真摯に向き合い、インフラ整備に関するさまざまな課題解決に取り組んできました。
これからも、安全で安心して暮らすことができる社会を守るため、新たな技術に貪欲に挑戦し、最高のインフラサービスを提供し続けるプロフェッショナル集団として研鑽を重ねてまいります。
また、この先の50年に向けて社員1人ひとりが「知的感性」を集結し、新しい企業価値を創造してまいります。
産学連携による新しい工法の開発

新規工事の仕事が潤沢にあった時代とは異なり、現在では既存の構造物の修繕や補修の事業が増えてきています。私たち水倉組でも、水路を長寿命化する「ストパネ工法」や、堤体を浸食から守る「スマートガビオン」など、新しい工法を産学連携で開発するなどの取り組みを進めています。
ICT技術の研究と導入

国交省が推進しているICT技術を取り入れることも重視しています。土木部、建築部を中心に、ドローンなどを使って測量を行なっています。ICTなどの新しい技術は、通常の工事に役立つのはもちろんのこと、災害時には現場で作業する社員や関連会社の方の安全を確保することにもなると思いますので、研究と導入の動きを加速していきたいと思います。
社員が働きやすい職場作り

教育制度、労働環境についての整備を進め、社員が働きやすい職場作りを行なっています。その取り組みの一つが、先輩と後輩の連絡ノートです。新入社員一人一人に専属の先輩をつけて、日々の業務や疑問、悩みなどをノートでやり取りする制度です。人材についてもう一つ取り組みを予定しているのが、女性の現場技術者育成です。男女に関係なくのびのび働けることは、業界にとってとても大切だと考えています。
地域コミュニティ形成への貢献

地域コミュニティの形成に貢献し、地域に喜ばれる企業を目指します。
2023年7月には、上堰潟公園(新潟市西蒲区)で地域市民を交えた大感謝祭を開催しました。
社員による新たな発想・発案の促進

研修や講演、社内論文の募集・表彰を通して、社内コミュニケーション力や知的感性の向上、考える習慣づくりを図っています。これにより、社員による新たな発想・発案の活発化を目指しています。
信頼の絆 次の100年へ
水倉組は、これからも社員一丸となって、
新たな未来に向け歩みを進めてまいります。
地域とともに歩む水倉組の活動は
「MIZUKURA通信」にてご紹介しています。