工法紹介

ストパネ工法

2013年、私たち水倉組は産官学で提携し、農業用水路修復のための新工法(ストパネ工法)を共同開発いたしました。同工法は「平成26年度 官民連携新技術研究開発事業」など、複数の認定や表彰を受けました。

  • 農林水産省 農村振興局整備部設計課施工企画調整室
    「平成26年度 官民連携新技術研究開発事業」認定
    詳細はこちら
  • 新潟県知事表彰 技術賞
  • 農業農村工学会 優秀技術賞
  • Made in 新潟 新技術認定
ロゴ画像

工法概要

ストパネ工法とは、老朽化した鋼矢板水路の補修工法(表面被覆工法)です。通常の補修に比べて施工が早く、費用も抑えられます。
詳細はこちら

工法の特徴

  1. 被覆コンクリートのアルカリ性により、腐食の進行を防止します。
  2. コンクリートは、無機系材料であるため被覆層が再劣化しません。
  3. 人力での施工が可能で、狭隘な水路でも施工性を確保することができます。
  4. 脱型作業が不要なため、工期短縮を図ることができます。

構造諸元

プレキャストパネル

使用材料 耐アルカリ性繊維補強モルタル/ステンレス鋼メッシュ
寸法 50cm×50cm×3cm
参考質量 16.9kg/枚

接続金具

材質 SS400相当
表面処理 電気亜鉛メッキ

適用条件

  • 対象構造物:鋼矢板で構築されている開水路、ため池、暗渠。
  • 対象断面:水路幅は、制限なし。鋼矢板の種類の制限なし。
  • 施工条件:水の切り回しが必要。
  • 技術提供可能地域:制限なし。

施工手順

  1. 1.高圧洗浄作業(14.7Mpa以上)

  2. 2.基礎工(均しコンクリート)

  3. 3.プレキャストパネル設置作業

  4. 4.接続金具溶接作業

  5. 5.コンクリート打設作業(ミニポンプ車)

  6. 6.コンクリート打設作業

  7. 7.施工完了

施工事例

主な施工実績

これまでの実績は下記をご覧ください。
施工実績一覧
2017年3月現在 全国総施工面積3,000m2

外部リンクサイト

「Made in 新潟 新技術普及・活用制度」登録技術
農業農村整備民間技術情報データベース
新技術情報システム(NETIS)

ストパネ工法に関するお問い合わせ

ストパネ工法研究会

〒945-0061 新潟県柏崎市栄町7番8号
担当者:田村淳也
TEL:0257-23-6219 FAX:0257-21-4624

藤村ヒューム管株式会社

株式会社 水倉組

〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻甲5480
担当者:板垣知也
お問い合わせ

各種工法ご紹介

水倉組ではストパネ工法のさまざまな工法を活用しています。

TSC表面補強工法・TSC表面補修工法

コンクリートの劣化防止と剥落防止機能を兼ね備えた補修工法です。構造的には問題ないが、表面劣化や中性化が進行し、一部鉄筋などの爆裂が起こった水路を補修いたします。水路の老朽化が軽微な場合は、表面補修工法で対応します。
株式会社シクソン

Sシーラー(浸透性常温硬化ガラス形成材)

TSシーラーは、本来多孔質材料であるコンクリートやモルタル、その他セメント製品の表層部に含浸し、その内部に存在するCa,Mg,Alイオンと反応することで、コンクリートの空隙部にガラス物質を形成する。その結果、外部から浸入してくる雨水や塩分をシャットアウトし、また、耐磨耗性の向上等が図られます。
株式会社シクソン

TS目地ガード

TS目地ガードは、接着性・耐水性に優れるエポキシ樹脂と、耐久性・追従性に優れる変成シリコーン樹脂とを配合した製品で、従来の同種シーリング材として開発いたしました。
株式会社シクソン

FE工法

ガラス繊維モルタル、アラミド繊維ネットを使用し、既存の農業用水路の改修を行う工法です。重機などが不要で、人力による施工が可能なため、環境に配慮した工事が可能です。
フロンテエンジニア株式会社

ダンビー工法

硬質塩ビ製の帯板(ストリップ)を既設管の内側に密着させながら接合用かん合部材(ジョイナー)を使ってスパイラル状に製管し、その間隙に高流動、高強度の充てん材を注入。断面縮小を最小限に抑えた複合管を形成する大口径管きょ更生工法です。
EX・ダンビー協会

EX工法

硬質塩ビ樹脂をベースとするEXパイプを、非開削で既設管内へ引込み、元の円形状に戻して密着させることで、優れた強度と品質を備えた連続パイプを生み出す小口径更生工法です。
EX・ダンビー協会

クリアフロー工法

クリアフロー工法は、高密度ポリエチレン製の帯板状であるライニング材背面に、直線部用補強鋼材(ストレートフレーム)とハンチ部用補強鋼材(ハンチフレーム)を装着した更生材(CFエレメント)とセメント系充てん材(CF充てん材)により複合管を築造する、大口径矩形きょの更生工法です。
本工法は、ライニング材背面に補強鋼材を装着させて一体化することにより管体強度の向上を図っています。また、下水供用下においても管路内に大きな機械を搬入することなく、施工ができる工法です。なお、本技術は2012年3月に建設技術審査証明書を取得しました。
クリアフロー工法協会

SWライナー工法

SWライナー工法は、既設管内に硬質塩化ビニル製の帯板(ストリップ)をら施状に巻き立て製管し、既設管との隙間に補充材を充填することにより、複合管として更生する管更生工法の製管工法です。
SWライナー協会